豊川浴泉のあるまち歩き

戦後間もない昭和24年に建った豊川浴泉は、当時あった灯光塔から夜道を歩いてくるお客さんの足元を照らしていたという。
 ひとたび暖簾をくぐると当時の面影そのままに造りの良さにはため息がでるほど。格天井の寺院造り。格調高い電灯。天井から吊り下げられた扇風機。その昔は目白御殿と呼ばれたというのもうなずける。
 中島盛夫画伯のペンキ絵には圧倒。歴史ある銭湯だが、近頃はおしゃれな装いがどんどん盛り込まれて、楽しい和モダンな銭湯に生まれ変わっている。